狭小地に家を建てるコツ《1:細長い土地の上手な使い方》

このシリーズの内容

土地から探される方。

ご実家でお持ちの土地に住宅を建てる方。

敷地内にハナレを建てる方。

どのカタチでお家づくりをされる方は
それぞれですが、

ここに本当に家が建つのかなぁ。。。?

こんなに細長い土地でも理想の家ができるのかな。。。?

と思ってしまうような「狭小地」の上手な使い方や工夫についてまとめてみたいと思います。

狭小地といっても条件によって
色んなパターンがあります。

1 細長い土地の上手な使い方

2 30~40坪の土地の上手な使い方

3 実家の敷地内空間の上手な使い方

その中で今回は

1 細長い土地の上手な使い方

について紹介したいと思います。

「狭小地」と聞いて
「難しいかも。。。」と思ってしまう

その固定概念をガラッと変えてしまうくらいの、スッキリするような設計のアイデアや工夫をお届けできたら幸いです。

「1 細長い土地の上手な使い方」

間口が狭く奥に細長い条件の土地。

そういう土地や住宅のことをよく昔から「鰻の寝床」と言いますね。

京都の町屋を表現するときに
よく使われます。

奥に細長い土地なので心配なのが
「日当たり」と
「土地の有効な使い方」。

南北に長い敷地でも、間口が小さいため南からの光を奥まで届かせるのが大変ですし、東西に長くても南に建物が建っていると、距離が取れず光が入らない。

じゃあどうする?

「中庭つくっちゃおう!!」

細長い建物の途中に庭をつくることで、

家の真ん中から奥にまで光が届くようになります。

光のとり方の工夫で、逆に条件のいい土地に生まれ変わりますね。

プライベートな空間だからできる暮らしの広がり

周りの視線を気にせず、
BBQをしたりプールを出して遊んだり。

小さなお子さんが道路に走って出て行ってしまう心配もないので、目の届く範囲で安心して遊ばせられます。

カーテンもOPENに!外との繋がりを感じられます

大きな窓から光をたっぷり入れたくて、大きめの掃出し窓を付けたとしても

道路に面していたら、外からの視線を気にしてしまっていつもカーテンは閉めっはなしなんてことってよくあります。

道路沿いのお家の掃出し窓を見るとどこもカーテンが閉まっていると思います。

中庭なら、外からの視線を気にせず大きな窓からたっぷりと光を取り込み、お庭の木や花を眺めながら気持ちよく開放的に過ごせそうです。

設計の工夫次第で、条件をプラスに変えることができますね。

中庭が無くても窓をOPENにできる間取りとは?

庭では無くても、
庭が道路に面していないお家でも窓はOPENにできます。

やっぱり外を感じながら暮らすのは
気持ち良いですね。

ウッドデッキを儲ければ、リビングと外とのつながりが生まれ、子どもたちも自由に遊びまわることもできます。

今回は、

「1 細長い土地の上手な使い方」

について紹介させていただきましたが
いかがでしたでしょうか?

「細長い土地は難しいかも。。。」
と思っていた方も、

もしかしたら、
面白いお家が出来るかも!

逆にプライペートな庭が出来る方が
開放的に暮らせるかも!

と、夢が広がってワクワクしていただけたら嬉しいです。

固定概念を外してみると、
いろんな可能性が見えてきます。

希望の数だけ可能性はありますからね。

どんな暮らしがしたいかを担当者さんに伝えて、土地の活かし方を工夫しながら自由な発想で設計してもらうことで、面白いプランが生まれると思います。

また、土地をこれから探す方、土地探しを依頼している方は、どんな暮らしがしたいかを夫婦で大切にしながら、一般的には条件の悪そうな土地でも工夫次第で価値のある面白い住宅が建てられそうな土地を探してもらうように依頼してみるのもいいかもしれませんね。

「この土地どうだろう?」

気になる土地があった時には、一度設計士さんに相談してみると、自由な発想で面白いアイデアが生まれるかもしれませんので、相談してみましょう。

参考にして頂けたら幸いです。

松下 絵吏

投稿者: 松下 絵吏 広報

2015年より常務取締役に就任。マネジメントとアートディレクションに深く携わる。 スタッフ紹介

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