WH WEBMAGAZINE
家づくりの秘密基地

工務店に頼むのは正解なんだろうか?

どこに頼んだらいいのか?

家づくりが成功するか否かは、依頼先によって決まると言っても過言ではありません。

とはいえ、一口に依頼先と言っても、そのスタイルは様々です。

大工さん?工務店?ハウスメーカー?それとも設計事務所?

「どこに頼むのが正解なのか?」

いきなりスタートから迷ってしまいますよね。

答えはありません。どんな家が欲しくて、どんなプロセスで家づくりをしたいのか?人により最適な依頼先は変わってきます。様々なスタイルがあるということは、様々なニーズがあるということなのです。

だから、自分のニーズを知ることが成功するための秘訣です。

 

大工さん

ここでは、工務店化していない昔ながらのスタイルの個人大工の特徴について説明します。

(価格)
個人大工は、作業小屋は持っていますが、事務所やショールームはなく、社員もいませんので、経費はかなり少なくてすみます。しかし、年間数件の受注では、水道、電気屋さんなどの外注先や、材木、建材など仕入れ先への価格交渉が弱いため、工事費そのものは割高になります。(大工さんの手間が全工事費に占める割合は10%前後で残りの90%は他業種への支払いとなります。)それでも、トータルで安くなりますが、安さを追求するのなら大工さんよりローコストメーカーのほうがベストマッチです。

(間取り・デザイン)
昔は大工さんが図面を引いていたため、「どの家も同じような間取り」になりがちでした。今は設計事務所を紹介して設計士と打合せしてプランを進めるスタイルが増えています。それでも設計士は大工さんから紹介を受けているため、ソンタクが働き、大工さんが作りやすい間取りになりがちです。

(保証、アフター)
これは大工さんの性格に左右されるとしかいいようがありません。高齢の大工さんの場合はいつまでアフターが続けられるかという心配もあります。

(打合せ等)
大工仕事については、『施主⇒大工』で直接打合せができるため、安心だし、職人的な話が好きな人にはとても楽しいと思います。大工さんと一緒にアイディアを出し合ってできあがった家は間違いなくオンリーワンの家となるでしょう。

ただし、大工以外の外注先やキッチンなどの設備については『施主⇒大工⇒外注・設備業者』となり木工事以外の知識が乏しい大工さんの場合はストレスになることもあります。大工さんによっては他業者さんと直接話すようお願いされることもあります。『施主⇒外注・設備業者』

資金計画については、苦手な大工さんが多いので、引越しまでの総額の計算とかローンのシミュレーションは自力でする覚悟が必要です。

 

工務店

以前書いた通り、工務店の規模は様々ですので、ここでは年間棟数10~100棟くらいまでの工務店の特徴を説明します。

(価格)
価格帯は千差万別です。各社が自社の強みを打ち出していて、ローコスト住宅を手掛ける工務店があれば高級住宅を手掛ける工務店もあります。

(間取り、デザイン)
和風、洋風、デザイナーズ系と工務店により得意分野が異なりますので、施工例をみて判断すると良いです。施工例が自分のイメージやこだわりに合った工務店が見つけらたら会社や見学界に出向いて実際にどうなのか見極めると良いでしょう。

(保証、アフター)
これも千差万別です。毎年の定期点検があるかどうか?建てたあとのアフターサービスについてどんな取り組みをしているのか確認してください。

(打合せ等)
これも各社でスタイルが異なります。出会いから契約までのプロセスも、ハウスメーカーのようにシステマチックに契約を急がせるスタイルから、ウィングホームのようにお客様のペースで進める会社まで様々です。

契約後の変更、工事中の変更についてもOKの会社、NGの会社があります。

資金計画についても、丁寧に対応してくれる会社、適当な会社があります。

 

正直、工務店は当たり外れが多いので、少なくとも3件は実際に建てられた方の口コミを聴くといいでしょう。

 

 

ハウスメーカー

工務店で100棟以上になるとパワービルダーと呼ばれ、全国規模になるとハウスメーカーと呼ばれます。

(価格)
住宅展示場やテレビCMなどの経費が掛かり、営業マンを数多くおいている会社の価格帯は一般的に高くなります。一方、営業マンの代わりに地元不動産屋さんに売ってもらう建売方式により、価格破壊に成功したグループもあります。

(間取り、デザイン)
ハウスメーカーは80点の家づくり、大満足することはないけど失敗もないと言われています。もともと高価なのに追加工事はさらに高価なため、自由な間取りや規格外の工事をすると坪100万円を超えることもあります。ハウスメーカーに頼むのだったら企画の範囲内としたほうが無難です。

(保証、アフター)
ブランドだけあってしっかりしていると言われています。アフター専門の部署が24時間対応しています。しかし、訪問してくるのは、見ず知らずの業者なので、私的にはやはり80点かなと思います。

(打ち合わせ等)
住宅展示場内では日々壮絶な顧客獲得争いがあるためなのか、早めに囲い込んで契約することが営業マンに負わされた使命のようです。このスタイルに合わない方がウィングホームに来社されるケースをよく見受けます。打合せがマニュアル通りに短時間で進むため、納得いくまで考える前に決めざるを得なかったという声をよく聞きます。

 

設計事務所

設計は自社で行い、信頼できる工務店、2~4社に相見積りをとり、一番安かったところに工事を依頼し、工事中の監理を自社で行うというスタイルになります。

(価格)
設計料と管理費合わせて工事費の10~15%と言われています。ただし、肝心の工事費は見積を取らないと分からないため、図面が出来上がってから総額が出てくることになります。その時にビックリするような価格になることがあり、これが設計士は高いと言われる所以です。

(間取り、デザイン)
工務店と同様に、設計士によって、和風、洋風、デザイナーズ系と得意分野が異なります。やはり、実際の施工例をみて確認したほうがいいでしょう。施工例が少ない事務所はそれだけ経験が少ないということなので注意しましょう。

(保証、アフター)
設計事務所が保証やアフターをすることはなく、施工した工務店がこれを担います。(ここからは私情が入ってしまいますが)なかには明らかに設計ミスであっても施工した工務店が責任をとることになるため、一生責任をとるという覚悟が足りない設計になりやすい気がします。

(打合せ等)
建具一つ、キッチン一つをとっても全てオリジナルのデザインが可能です。場合によっては樋の形状まで特注できます。(費用は余分に掛かります。)かなりこだわりが効きますので、自分だけのデザインをしたい人には最適です。ただし、設計士のこだわりが強い場合は意見が合わずバッティングすることもあります。やはり、当たり外れが多いので、実際に建てた人の口コミを聴くほうがいいでしょう。

 

やっぱり工務店はいい!

今回の記事を書いてみて、やっぱり自分は工務店のスタイルが好きだし、ウィングホームのやり方が一番お施主様のためになると信じていることを実感しました。

そのためか、他のスタイルに対して辛辣になってしまったことをお許しください。

 

 

斎藤元志

投稿者: 斎藤元志 社長

ウィングホーム株式会社の創業者であり、現社長。スタッフを家族のように愛しつつ、主体性や個性を尊重する経営スタンスは、独自の世界観を漂わせている。日本屈指の断熱性能を誇る注文住宅を市場に提供し、自らを「断熱バカ」だと揶揄する一面も。 漆喰(商品名ホワイトウォール)などの塗り壁材、建築建材のメーカーであるオメガジャパン株式会社の代表取締役 社長。 元ラガーマンである。