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工務店スタッフブログ

夏の快適性を考える。(外壁編)

夏の快適性を考える。(外壁編)

ウイングホーム設計の倉田です。

まだまだ暑い日が続きますね。

そこで今回、

夏の断熱の話です。

題して、

意外と知らない「断熱」と「遮熱」の違い。

断熱は伝わる熱を小さくする事。

遮熱は放射を妨げる事。

断熱と遮熱二つの性能がコラボして

快適な住まいとなります。

外壁を例にあげると

灼熱の太陽光を、外壁が反射及び吸収する。

反射できずに吸収した光は熱として外壁に蓄熱される。

その熱を室内に伝えにくくするために、断熱材がある。

という事は、

夏は遮熱の方が大事じゃん! 冬に比べ室内外の温度差も少ないしね!

遮熱が大事!・・・・・にも関わらず

省エネ関係の現行法律は、窓ガラスの日射遮蔽において

規定されている程度で、外壁に関して言うと、

研究者レベルの複雑な計算をしない限り

外壁の色や素材(真っ黒いトタンなのか?漆喰なの?)に関係なく、

断熱材の厚さと種類だけで、壁の省エネ性能がきまります。

えっ・・・なんで????  と思われるでしょう。

法は、民生部門のエネルギ-消費の観点から、断熱性能を底上げし、

設定した水準より断熱性能の低い住宅を排除するのが狙い。

(2020年にまた基準水準、目標水準ともに上がります。
現在、その準備のため、政府は補助金をだし、そこに誘導しています。)

長くなりそうなので、話を戻しますと、

①計算を複雑にするのは、避けたい。
(工務店の多くは複雑な高度計算はできません。)

②材料色などの違いによる数値化指標化するのが厄介。
(法整備側に過大な時間と労力がかかる。)

③建設地の隣地周辺環境でも変わる。
(丘の上の一軒家、住宅密集地、etc)

他にもいろいろありますが、主にはこの辺です。

「あっ」・・・・・話が・・・

 

マニアックな世界に入りそうなので、急遽

まとめにします。

 

夏快適な外壁はこれ! (断熱性能数値が同じ場合)

① 太陽光をできるだけ反射する壁

(反射されない分は、壁に蓄熱吸収されてしまう。)

② 遮熱材や断熱材は、できるだけ壁体の外側にあるほど良い。

殆ど反射する材料でも、多少は熱として蓄積されるので、室内から遠い

位置に遮熱材、断熱材がある方がよい。

(たとえば窓に、外ブラインドまたは内ブラインドを付けて遮熱した場合、
ブラインド自体が多少温まるので、外ブラインドの方がよい。)

 

具体的には

①白い漆喰壁

②外に断熱材

となります。

うっ? これって

ウイングホームの外壁でしたね。(^_^;)

倉田剛

投稿者: 倉田剛 設計部長

見た目は教頭先生っぽいのだが、そのボクトツとした語り口はやはり教頭先生である。本人は建築オタクだと言うが、話してみると誰もが筋金入りの建築オタクだと確信する。かなりのオタッキーである。50才の節目に残りの人生を掛けて自分が本当にやりたい建築を追求できる会社を探したが、住まいのある浜松市周辺では見つからず、ウィングホームに辿り着いた。「設計は家を描くだけではない!」を信条としているが、その意味は深すぎて謎である。社長のよき相談相手となっている。