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day2:軍艦島
少し日が空いてしまいましたが、その1に続いて家族旅行について✧
実は今回の家族旅行、軍艦島が一番の目的地!
4年前に計画したことがあるのですが台風の影響で立入禁止となってしまい一度断念しています。
天気予報では元々晴れの予報でしたが、当日は降ったり止んだり…☂
波が基準値より高いらしく残念ながら上陸は出来なかったので、船で周遊することになりました。
上陸はまたリベンジします( ;∀;)
軍艦島に向かう途中も見どころいっぱい✧
例えば、軍艦島と同じく明治日本の産業革命遺産であるジャイアント・カンチレバークレーン。
※写真右端の緑がかったクレーンです!
こちらは「稼働資産」として世界遺産に登録されています。
日本で初めて建設された当時最新の電動クレーンで113年経った今も現役で稼働しているというから驚きです!
海のすぐそばで使われている上、戦火に見舞われたにもかかわらず鉄の強度は当時と変わらないそうで、メンテナンスが行き届いているからこそですね。
日本の造船業の発展を支えてきた重要な遺産の一つです。
現在も稼働中の為見学は出来ませんが、船の上から見れて良かったです☆
対岸のグラバー園からもよく見えます!

しばらく船に乗っていると見えてきた軍艦島。
軍艦島は日本有数の炭鉱都市として栄え、採炭された石炭はあの八幡製鐵所の製鉄用原料炭として供給されていました。
石炭から石油へ日本の発電エネルギー源が転換するに伴い炭鉱産業は衰退し閉山されることとなりましたが、それまで日本の近代化を支え続けてきました。
日本初のコンクリート製建築物が今も建っていて、本当にすごい光景✧
面積はたったの0.063㎢(東京ドームの約1.4倍!)なのに、最盛期には5,259人もの人が住み世界一の人口密度で、この記録は未だ破られていないそうです!
この小さい島に高層住宅や学校、病院だけでなく映画館やプールといった娯楽施設もあり、島の中だけで充分生活できたようです。
船上から見て建物が乱立している様子を俯瞰的に見るのと、島に上陸して建物を見上げるのとでは迫力が全然違うと思うので、次回は上陸率の高い月に再チャレンジしようと思います。

出島
出島にも行きました!
ランチの待ち時間の1時間でささっと見ましたが、歴史の教科書に載っていたあの小さな島に上陸(今は埋め立てられてますが、一応川もあり橋を渡ります)出来たことが単純に嬉しかったです!
しかも日本が鎖国していた約200年間で唯一ヨーロッパに開かれていた人口の島という目で見ると何だか不思議です。
明治には一度姿を消してしまった出島ですが、今は建物も復元されているので当時の様子を垣間見れたような気持ちになれました(*^^*)

中華街
お昼は中華街で!
全然調べずに行ったので、一番混んでたお店にしました(笑)
私は長崎らしいものを食べたかったので皿うどんの太麺と春巻きに(*’▽’)
フカヒレも乗っていて贅沢でした♡

孔子廟
オランダ坂を抜けて、孔子廟へ!
長崎の孔子廟は中国山東省曲阜にある総本山なみに、建物の随所に壮麗な伝統美を凝らした、日本で唯一の本格的中国様式の霊廟だそうです。
外には72人の賢人像が並んでおり、お父さんやおじいちゃんに似ている人が見つかるかも、とパンフレットに書いてあったので探してみたところ・・・
父に似ている人がいました!本人からしたら似てないそうですが。笑
中国春秋時代の思想家で、国語の教科書に載っていた『論語』で有名な孔子。
孔子や孔子の弟子たちについての展示が充実していました。

大浦天主堂
国宝である大浦天主堂。
日本二十六聖人の殉教と信徒発見という2つの歴史的な出来事と関わる重要な教会です。
日本二十六聖人とは、豊臣秀吉のキリシタン禁教令によって捕縛され、長崎西坂の丘で処刑された後ピオ9世教皇により聖人の尊称を献上された26人のことを言います。
豊臣秀吉と徳川幕府のキリスト教禁教令によってキリシタンに対する迫害や拷問が続き、7世代・250年もの長い間、表面は仏教徒を装いながらもキリストへの熱い信仰心をもって、代々伝え聞いた信仰を守り通してきた、潜伏キリシタンと呼ばれる信徒たちがいたことが明らかになった信徒発見。
世界的に類を見ない出来事で、奇跡と言われています。
当時、ヨーロッパでは日本に信徒がいなくなったと思われていたので大ニュースになったそうです。
大浦天主堂の正面向かって右側のマリア像は信徒発見のマリア像と呼ばれ、浦上の潜伏キリシタンとプチジャン神父が祈りを奉げたものです。
改めて長崎の地と当時の歴史について考えさせられた時間でした。

グラバー園
スコットランドの貿易商人であるグラバー住宅を始めとして、リンガー住宅、オルト住宅等9棟の伝統的建造物が建ち並びます。
グラバー住宅は親子二代に渡り暮らした家で、現存する日本最古の木造洋風建築として貴重な建物です。
(グラバー住宅は写真を撮り忘れました。私が気に入ったオルト住宅は写真一番です。)
幕末から明治にかけての長崎の歴史や、ここで暮らした商人たちの人生について知ることが出来ました。
小高い丘の上にあるので長崎の美しい景色を一望出来るのでおすすめです!

day3:佐賀(吉野ヶ里遺跡)
3日目はレンタカーでの移動☆
佐賀経由で福岡を目指しました。
途中、バケツをひっくり返したような雨でワイパーを高速稼働させても追い付かないような豪雨を抜け、吉野ヶ里遺跡に辿り着きました!
あの中学の歴史の教科書の最初の方に出てくる弥生時代の遺跡です!
ムラの竪穴式住居や高見櫓が復元されていたり、祭りの様子が再現されていました。
歴代の王が埋葬されていると考えられている北墳丘墓には甕棺が14基埋まった状態で展示されていました。
展示の解説によると、夏至の日の出・冬至の日の入りの線と北内郭の中軸線というものが一致しているとのことで、こんな時代から方角の観念があったことに驚きました(*_*)

弥生時代のお米!?
お昼は遺跡内のレストランにて。
佐賀の恵みハンバーグ定食にしました!
ちなみにご飯は古代米の一つの「赤米」が混ざっていました!!
弥生時代の人たちが食べていたお米を今も食べれていると思うと不思議な気分です☆

day3:福岡
レンタカーで福岡に着いたら、最後に博多ラーメンを食べました*
ラーメンの中で豚骨が1・2を争うくらい好きなので本場で旅の締めくくりに美味しいものが食べられて幸せでした(*‘∀‘)
2泊3日の還暦祝いを兼ねての家族旅行。
私も弟も家を出てしまっているので、久しぶりに家族4人でゆっくり過ごす貴重な時間でした。
そして改めて一緒に過ごせる時間を大切にしたいと思える、そんな旅行になりました。