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みえなくなるけど大事なところ

屋根

お家を雨や、風、太陽の熱から守ってくれている屋根・・・

毎日、太陽に照らされ、気温の変化や、雨、雪、強風にも耐え、家のなかでも一番過酷な状況におかれている場所ですよね。

そんな外部からの影響を一番に受けている屋根ですが、実は、家の中からも湿気のある、あたたかい空気が集まりやすい場所でもあります。

 

 

そんな屋根を長持ちさせるために・・・

なかなか、お家の屋根の上に登ることはないと思いますが・・・

実は、屋根の裏も換気をしているんです。

大切なお家を長持ちさせたり、室温の上昇を抑えるためには重要な換気です!

換気の仕組みは、軒先から入り棟から抜ける自然換気です。

温度差による自然換気の働きで、屋根裏に溜まった湿気を含んだ空気や熱気を効率よく排気し結露や、温度上昇を防ぎます。

屋根裏の見えないところで結露すると、屋根の下地の野地板を腐らせたり、カビが発生したり、場合によっては、家にとって致命的なダメージをあたえることがあります。

家を長持ちさせる屋根裏の換気には正しい施工が必須です!

 

 

軒先に白い細かいスリットが入った換気金物が取付けてあります。

ここが、軒先の通気の取り入れ口です。

 

 

屋根材の下地

通気の出口を取付けるため、ここは、わざと下地を突き付けてありません!

(くっつけてしまうと、出口を塞いでしまうためです。)

 

 

 

屋根の下地材の上に防水用のシート(改質アスファルトルーフィング)を敷きます。

通気用にあけた部分も一度ここでシートを被せ、塞いでしまいます。

 

 

屋根が葺きあがってきました。

いよいよ通気の出口の施工です。

木材の間に黒い部分がみえますか?

これは、先ほど紹介した屋根の下地の上に敷いた防水用のシートです(改質アスファルトルーフィング)

このまま棟換気を取付けしてしまってはNGです。

通気をとるために防水シートをカットする必要があります。

穴を開けてしまって大丈夫?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが・・・

大丈夫です^^

棟換気の部材には、空気は通しても、躯体の中に雨が入り込まないように水返しなどの工夫がされています。

 

 

 

カットした状態がこちら・・・

この状態で、棟換気の部材が付いていきます!

 

 

 

完成がこちら・・・

棟が他の部分よりも少し高くなっている部分が、棟換気の部材がついているところです。

みえなくなってしまうところで、とーーーっても地味なところですが、

お家を長持ちさせるためにはとっても重要なところなんです♪

 

長島麻衣子

投稿者: 長島麻衣子 チーフデザイナー

子育てしながら働く建築士であり、ウィングホームの専務である鈴木住直と共に注文住宅の現場を司るマイスター的な存在である。プラベでは、小学生の子どもを持つ二児のママ。会社ではスタッフの面倒見がよく、部下の育成に長けている頼れるお姉さんというポジションを確固なものとしている。彼女の特性は、子育て目線でお客様の暮らしの提案ができ、安心感を与えてくれること。愛車のミニクーパーは、そんな長島さんにピッタリマッチしている。一部の業界人からは「天才」と呼ばれている。 2010年に自宅を新築。光と風を採り入れて設計した新しい平屋スタイルは、根強い人気を誇っている。