どちらの土地が高くなる? 土地購入価格以外にかかってしまう諸経費とは・・・

見落としがちな、土地購入価格以外にかかってしまう費用。

土地を購入する際、土地購入価格以外に諸経費が必要になります。
そのときの諸経費が、高い土地と安い土地があります。

同じ価格の土地を購入するのなら当然安いほうがいいですよね。

皆さんは、土地を購入する際どのくらいの諸経費がかかると思いますか?
土地のシートに表示してある価格が同じでも、諸経費が50万円も100万円も違うことがあります。

二つの土地で比べてみましょう!

次のような二つの土地があったとします。

【 Aの土地 】  価格1200万円  専任物件
水道     前面道路に水道本管あり
ガス     前面道路にガス本管あり
下水     前面道路に下水本管あり
建ぺい率  50%   容積率 80%
用途地域  第一種低層住居専用地域

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【 Bの土地 】  価格1200万円  売主物件
水道     敷地内に水道引き込みあり
ガス     敷地内にガス引き込みあり
下水     敷地内に公共枡の設置あり
建ぺい率  50%   容積率 80%
用途地域  第一種低層住居専用地域

ここで、上記の2つの土地を購入した際の諸経費を考えてみます。

【 Aの土地 】
水道本管分岐工事    約25万円~50万円   (道路の種類、幅員によって違う)
水道加入金                       7万4721円   (菊川市の場合、メーター13mm)
都市ガス本管分岐工事 約15万円~40万円   (道路の種類、幅員によって違う)
公共枡設置工事         20万円   (菊川市の場合)
仲介手数料       45万3600円    (手数料 土地価格x3%+6万円+消費税)

合計 112万8321円~162万8321円

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【 Bの土地 】
水道本管分岐工事           0円  (敷地内に引き込みがある)
水道加入金                     7万4721円 (菊川市の場合、メーター13mm)
都市ガス本管分岐工事     0円  (敷地内に引き込みがある)
公共枡設置工事        0円 (公共枡の設置がある)
仲介手数料          0円 (売主物件なので仲介手数料はいらない)

合計 7万4721円

結論

【Aの土地】 と 【Bの土地】 は土地購入費の他に必要な諸経費は、最低でも
105万3600円、最高で155万3600円の差が出てきます。

こちらの結果を見てわかるように、土地購入価格だけではすべてを判断できません。

1200万円で購入したはずの土地が1300万円や1400万円、場合によっては造成等が必要で1500万以上に費用がかかってしまった!
なんてなったら嫌ですよね。

大切なことは、土地を決めてしまう前に家づくりのプロ(工務店等)にその土地を見てもらうことです!

竹澤嗣人

投稿者: 竹澤嗣人 不動産部

まだ20代ながらも、ウィングホームにおける不動産全般を担当し、彼が投稿している土地情報のブログは、業界内で密かに注目を集めている。線は細いがウィングホームのやさしい猛者の中でもまれているため、会うごとに逞しさが増している存在。これから土地を探される方は、彼の懐に入って本音を打ち明ければ、必ず真摯に対応してくれるであろう。 スタッフ紹介

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