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都市気候にも居住者にも優しい『連続断熱』

連続断熱とは

英語では連続断熱のことを Continuous Insulation というそうです。以前はexterior insulation(外断熱)とよんでいました。

呼び名を変えて、充填断熱(=内断熱=間欠断熱)との性能の差をより明確にすることで、今まで以上に断熱工法の重要性を認識してもらおうという意図が読み取れます。

2013年には米国連邦法において、この連続断熱が商業施設で義務付けされるとともに、木造住宅においては連続断熱(外断熱)と充填断熱(内断熱)の併用が義務付けられました。

連続断熱(外断熱)は、ウィングホームが20年前から推奨している断熱工法ですし、連続と充填の併用(W断熱)は2年前から推奨している断熱工法です。

日本の家の断熱は欧米に大きく遅れをとっていますが、ウィングホームはおおよそ同時進行だということが再確認できました。

上図は『連続断熱』を示しています。

断熱材は構造材(柱)の外側に連続して配置されています。

 

上図は『間欠断熱』を示しています。

柱と柱の間に内断熱材を配置しているため、柱・間柱により断熱層が途切れています。つまり、柱自体が熱橋(ヒートブリッジ)となってしまっています。

断熱材がないところを断熱欠損とも言いますが、一般的な木造の場合、この欠損率は15%を超えてしまいます。しかも、静岡県だと、この間欠断熱の家が95%以上です。

今までは木材は多少の断熱性があるということで、間欠断熱でも許されていましたが、これだけ断熱気密が進むともう無視できない状況になっています。

それでもコストが上がるため連続断熱化(外断熱化)が進んでいません。さらに酷いのは鉄やコンクリートは木材より熱を伝えやすいのに、これらを構造材にしている建物も間欠断熱を採用するケースがほとんどないということです。

ちなみに木材の熱の伝わりやすさを1とすると、コンクリートは10倍、鉄は300倍も熱を伝えてしまうので、連続断熱するしか手がないはずなんですが。。(木材は断熱性があるとはいえ一般的な断熱材の3倍熱を伝えます。)

上図はウィングホームの十八番、W断熱を示しています。欧米で主流の連続断熱(外断熱)と充填断熱(内断熱)の併用となっています。こうなると断熱効果は抜群です。どのくらい凄いのかは住んでいただくか見学会に来ていただければ体感できます。

ちなみに、ドイツとウィングホームの建物は、外断熱だけだった構造に内断熱を付加するかたちでw断熱に進化しました。アメリカは逆に内断熱だけだった構造に外断熱が付加されるかたちで進化しています。今は内断熱だけの日本の家がアメリカと同じように外断熱を付加していくことを期待しています。

 

日本のマンションを全て外断熱に

いいスローガンですね~。

実は、今日のネタは昨日の第一回「日本外断熱協会」賛助会員事業報告会で見つけてきたものです。

日本外断熱協会は、日本の建物にも外断熱(連続断熱)を普及させる目的の特定非営利活動法人です。今年、外断熱推進会議から名称を変更をするタイミングで、私もオメガジャパン㈱の代表という立場で賛助会員として参加させてもらうことになりました。

 

 

昨日は、第一回ということでオメガジャパンの活動を報告させてもらいました。

トップバッターだったので緊張するかと思っていたのですが全く平常心で発表できました。これも毎月のセミナーのおかげです。参加者の多くがRC(鉄筋コンクリート造)の業者でしたので、木造における課題や解決策を話させていただきました。

その後の懇親会でも盛り上がりました。やはり同じ志を持っている方々との話は楽しいです。

斎藤元志

投稿者: 斎藤元志 社長

ウィングホーム株式会社の創業者であり、現社長。スタッフを家族のように愛しつつ、主体性や個性を尊重する経営スタンスは、独自の世界観を漂わせている。日本屈指の断熱性能を誇る注文住宅を市場に提供し、自らを「断熱バカ」だと揶揄する一面も。 漆喰(商品名ホワイトウォール)などの塗り壁材、建築建材のメーカーであるオメガジャパン株式会社の代表取締役 社長。 元ラガーマンである。