こんにちは*
今回は現在新築工事中のO様邸で施工中の【なまこ壁】について
ご紹介させていただきます。
まず始めにそもそもなまこ壁とはどういうものかというと、土蔵などに用いられる日本伝統の壁塗りの様式の一つで、壁面に平瓦を貼り、瓦の目地に漆喰塗をかまぼこ形に盛り付けて塗る工法で、目地の盛り上がった形がナマコに似ていることからこの名前がついているそうです。
↓見た目はこのような感じでこちらはまだ施工途中の為、漆喰部分がもう少しかまぼこ形になります。


現場打合せ
初施工の為、左官屋さんの作業場へお邪魔してサンプルを見せていただいたり、
実際現場作業が始まってからは、大工さんと左官さんと一緒に現場で
実寸の平瓦を並べながら左官さんが考えて来てくれた瓦割と現場が合うのか?
どうやって施工するか?を話し合って改良を繰り返しながら進めて行きます。

平瓦貼り
まずは平瓦を貼っていきます。

目地埋め
次に目地を埋めていきます。
漆喰がはみ出すぎないよう、丁寧に定規をあてながら作業してくれていました。
次の工程の漆喰が目地にのりやすくなるように、目地には少し傷をつけているのがわかりますか?

砂漆喰
その後砂漆喰と言って砂を混ぜた漆喰で下塗りをしていきます。
コテで形をつくってから、

濡らした刷毛で目地際を整えていきます。
こうしてすべての目地を1本ずつ手作業で仕上げていきます。
現在はこの砂漆喰までが完了し、残すは仕上げの漆喰塗りとなりました。
ウィングホームでは初めての挑戦でしたが、様々な業者さんに
協力していただき順調に作業が進んでいます。
あともう少し宜しくお願い致します*