土地探しの前にすべきこコトと10の理由

土地を決めてから家の間取りを考える、これは正しい。

土地を買ってから家の契約をする、これも正しい。

だから、土地を買ってから住宅会社を決める、

これは間違いだという話をします。

 

良い土地を手に入れるための方法は?

良い土地が出たらすぐに押さえることにつきます。

そのためには下記の3つの準備が必要です。

1 家族で住みたいエリアを決めておく
2 住みたいエリアの相場を知っておく
3 いくらまでなら土地に掛けていいのか知っておく

これはYoutubeでもお話ししています。

良い土地を手に入れるために一番だいじなこと

自分だけで土地探しは限界がある

自分でインターネットで調べて、月々の希望返済額から住宅ローンで借りたい金額を割り出して、これに頭金と(あれば援助金を)足せば、住宅取得のために掛けられる総予算が分かります。例えば、月々の返済を10万円以下にしたい場合、1%の固定金利で35年返済だと3500万円借りられるとすれば、あと現金で500万円を合わせて4000万円。この範囲内で家をつくろう。これくらいのことは数字に強ければ分かります。

でも、このうちいくらを土地に回していいのか?これはネットでは分かりません。自分たちのイメージしている家は何坪あればいいのか?それによって家の価格が変わります。最終的にお願いする住宅会社によっても建築費が変わります。構造仕様が違えば、同じ大きさの家でも価格が違います。例えば、30坪であっても1800万円の会社もあれば3000万円の会社もあります。(ウィングホームはこの中間くらいだと思います。)

総予算4000万円で建築費3000万円の会社に頼みたいとすれば、残りは1000万円となります。土地以外に諸経費が掛かりますから、場合によっては500万円の土地を探さないと計画が成り立たないということになります。もし、建築費が2000万円なら1500万円まで土地に掛けられることになります。

つまり、土地探しの前に、どこの住宅会社に頼むのか、どのくらいの大きさの家が理想なのか、が決まっていないと土地に掛けられる価格は分からないということです。


無料で資金計画表をつくってもらう

だから、最初に住宅会社を決めて、その会社で自分たちの理想の家をつくるといくらになるのかを知っておく必要があります。

これは住宅会社に、引っ越しまでの資金計画表をつくってもらうことで簡単に分かります。簡単でないのが、どこの住宅会社に頼むのかを決めること。ただし、勘違いしないでください。住宅会社を決めるといっても契約するわけではありません。土地が見つかったらここに間取りをお願いしようと思う会社を決めておくということです。いくつかの住宅会社に資金計画表をつくってもらって、構造仕様、アフターメンテナンスなど間取り以外のサービスを比較して、一番いいと思ったところに土地探しを依頼するだけでいいです。

繰り返しますが、間違っても土地も間取りも決まってないのに契約しないでください。

 

土地が見つかったら戦場になる

仮に住宅会社を決めなていなくて、自力で土地を探すとします。この場合、非公開の土地情報の集め方でもお話しましたが、入手できる土地情報は限られます。それでも、幸運なことに、偶然ネット上で理想の土地が見つかったとします。

不動産会社に電話すると、すぐに買付証明書を出してくれと言われます。いきなり証明書だなんて相談相手もいなければ普通慎重になりますよね。それで躊躇している間に、良い土地は他の人に買われてしまいます。

ネットで調べて勇気を出して買付証明書を出したら、今度は一カ月以内に契約してくれと言われます。不動産会社は契約しないと仲介手数料をもらえませんので当たり前の流れです。住宅ローンで買おうとしている場合には、銀行に不動産情報を持って借り入れの相談に行くことになります。しかし、銀行から住宅ローンだから住宅の見積書がないと審査できませんと言われてしまいます。

それでびっくりして、慌てて総合展示場に行って、数社の営業マンに状況を話すことになります。営業マンにとっては、すぐにでも住宅会社を決めたいホットなお客様ということになります。当然のごとく一斉に営業攻勢を受けて、頭が混乱している中で、家の契約をせかされます。あとで冷静になって、他にもっと理想的な住宅会社があることを知って後悔する。こんなこと容易に想像がつきませんか?

良い土地が見つかってしまった瞬間から、いきなり猛ダッシュで会社選び、間取り、ローンの申し込みまで1カ月くらいで済ませて、そのまま家の予備知識もないまま工事が着工してしまうなんて恐ろしいですよね。でも、実際にたくさんの人がこの罠にハマっているのです。

だから、土地が見るかる前のたっぷり時間のあるときに、慎重に住宅会社選びをすることをお勧めしています。

10の理由

ここまでお話すればご理解いただけると思いますが、土地探しの前に住宅会社を選ぶことで、たくさんのメリットを享受できます。思いつくだけで10はありますので、羅列してみます。

①資金計画を最初に作ってもらうことで土地に掛けられる価格がわかる(でないと、下手したら1年とかロスします)

②住宅ローンをどこで借りたらお得か比較検討の時間ができる

③非公開の土地情報など、多くの土地情報がみれる

④経験者と相談するので、いい土地をすぐに押さえられる

⑤重要事項説明、契約書、決済書類など見落としがないか、経験者が一緒にみてくれるから安心

⑥宅会社の設計士に相談しながら土地探しができるので、法的、環境的面からのアドバイスや、軟弱地盤やがけ地、排水が悪い所など、あとあとクレームにつながるようなヤバイ土地は避けてくれる

⑦変形地など割安な土地でもプランによって活かしてくれる

⑧値造成や地盤改良費など建築的理由から値引き交渉してくれる

⑨土地探しからの長期間のパートナーなので好みや価値観を分かってもらえて家づくり進んだときにイメージが伝えやすい

⑩信頼できる担当者、信頼できる会社かどうか、見極められるだけの時間がある
違和感を感じたらチェンジできる

以上、土地探しの前に住宅会社探しをしない理由はありません。

 

理想的な家づくりのながれは?

慎重に住宅会社と担当者(パートナー)を選択する

資金計画表を作ってもらう(複数社比較も可能)

資金計画表をもとに金融機関で事前審査をする

土地に掛けていい費用を割り出して土地探しを依頼

土地が見つかったら直ぐに押さえる

1,2週間で土地にあったプランと見積を作成してもらう

予定していた資金計画表と照らし合わせ納得したら土地購入

並行して詳細プランと詳細見積を作成する

パートナーへの信頼が強まれば建築契約

途中でパートナーに対して不信感が出たら他の住宅会社を探しましょう。パートナーが良くなくて土地がいい場合は、途中で土地の紹介だけに変えてもらいましょう。もし「土地を見つけたからには契約してもらわないと困る」と言われても安心してください。他人の土地に建築条件(自社と契約する義務)を付けるのは違法行為です。

他に良い住宅会社が見つかったら正直にその旨を伝えてください。一般の会社だったら理解してくれると思います。

土地探しは大変労力のいる作業だと思います。途中でくじけそうになるときもあるかもしれませんが、信頼できるパートナーを見つけて、力を合わせて乗り越えて、家づくりに大成功を収めていただきたいと思います。

斎藤元志

投稿者: 斎藤元志 社長

ウィングホーム株式会社の創業者であり、現社長。自らを「断熱バカ」だと揶揄する一面も。 スタッフ紹介