こんにちは(*’▽’)今回はお家の基礎工事の前にやる地盤改良工事とはどういった工事なのかをご紹介していけたらと思います!
地盤調査
地盤改良工事は全てのお家で行うわけではありません。地盤調査を行い、その内容に応じて地盤改良をやるか決まります。地盤調査にも複数の調査方法があります。主な調査方法としては、SWS試験(スクリューウェイト貫入試験)、ボーリング標準貫入試験等が挙げられます。
SWS試験はスクリューポイントを地盤に貫入させ、その時の貫入に要する荷重と回転数から抵抗値を測定する方法です。
ボーリング標準貫入試験は、ボーリングによって掘削した孔を利用して、1mごとの地盤の硬さを測る調査です。その際に土のサンプリングと同時に行なわれます。皆さんがよくイメージする調査はこれだと思います!
その他にも調査方法はいくつかありますがこういった調査をして地盤改良の有無が決まっていきます。
地盤改良工事
地盤調査の結果、地盤改良が必要になった場合どういった工法があるかご存じでしょうか?地盤改良には大きく分けて3つの改良工法があり、表層改良工法、柱状改良工法、鋼管杭工法の3つです。正確には地盤改良と呼ばれるのは表層改良のみで他2つは杭状地盤補強と呼ばれています。さて実際どういった場面でこれらの改良が行われるのかをご紹介していきたいと思います。
表層改良工法
表層改良は地盤の浅い所の層が弱い時に行う工事で、基本的に良好地盤が深さ2m以内にある場合に適用される改良方法です。
表層改良のやり方としては、施工する範囲土地の柔らかい地層の部分を掘り、その掘削した穴に土やセメントを混ぜて攪拌させ建築物の土台作りをしていきます。
表層改良は柱状改良や鋼管杭に比べて安い傾向にあります。
柱状改良工法
柱状改良工法とは軟弱地盤が2m~8m以下の深さの場合に用いられる改良工法です。
柱状改良は表層改良とは異なり、建物のいくつかのポイントに直径60センチほどの穴を開けそこにセメントミルクを注入し土と攪拌させ、地中にコンクリートの柱を作ります。柱状改良した柱を良好地盤に50センチ以上貫入させ、その固い地盤+柱とその周囲の土による摩擦力の二つで建物の荷重を支える構造になっています。
費用は表層改良よりは高く、鋼管杭よりは安い傾向にあるようです。
鋼管杭工法
鋼管杭工法は、深さ30m程まで施工が可能な改良工法です。こちらの工法では既製の鋼管杭を垂直に地中に打ち込んでいくことにより建物を支えます。こちらの鋼管杭工法は一般住宅だけでなくビルや道路橋や歩道橋河川構造物の基礎や、地滑り基礎など幅広く使用されているようです。
費用は他二つの改良工法に比べ材料費や施工に必要な機械、設備のコストが高いため、費用も高くなる傾向にあるようです。
まとめ
地盤改良は地盤の状況によって改良工法が変わってくるようですね!地盤調査をしなければどういった地盤かは分かりませんが、周辺の土地の地盤状況を知ることが出来れば、お家を建てるときにどのくらいの改良が必要になるのかの参考になるかもしれませんね!