フランスのセレブと静岡の茶農家の共通点

セレブが再現した故郷

この写真は数年前にカリフォルニアの超高級分譲地を視察したときのものです。

ゲーテッドコミュニティ (Gated community)になっていて周囲を城壁で囲み、入り口は一つで守衛がよそ者を入れさせません。超セレブだけが入居できるコミュニティです。

しかもここはフランスから渡米して成功した家族向けに作られており、フランスの田舎を再現しているそうです。本当に絵画の世界に迷い込んだようにきれいでした。

 

 

どの家も隣接してブドウ畑を持っていて、そこで収穫したブドウで自家製ワインをつくり、パーティなどで友人に振る舞うそうです。カリフォルニアワインは今や世界一と言われてるし、自家製ワインなんて最高に美味しそうですね。

バックヤードにもブドウ。

エントランスにもブドウ。

アメリカの成功者はここまでやっちゃうんですね。

でも、なんか似たような風景を思い出した

ウィングホームのある菊川、掛川は日本一のお茶の産地です。

田舎にいけばどの家もお茶畑を持っています。

 

バックヤードにグリーンティファーム

私が唯一仲人をさせてもらったラグビー時代の後輩は大学卒業後にお茶農家を継ぎました。あちこちに茶畑を持っています。

自前のお茶工場も持っていて毎年新茶を振る舞ってくれます。

よくある風景。エントランスにも茶畑。

大工の落合さんが住んでる沢水加地区は高級分譲地のようです。

お茶とともに豊かに暮らす

よく考えると、アメリカの成功者が夢見るような生活を、静岡の茶農家さんは当たり前に実現していました。しかも、何世代にもわたって。

周囲に城壁はありませんが、そもその犯罪がないからそんなもの必要ありません。

一方で、茶農家さんの高齢化とお茶の価格低迷で耕作放棄地が増えているという現状もあります。

いつか、この豊かさが見直され、日本中から移住者が集まる日がくるといいですね。

斎藤元志

投稿者: 斎藤元志 創業者

ウィングホーム株式会社の創業者であり、現代表。自らを「断熱バカ」だと揶揄する一面も。 スタッフ紹介

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