*『快適な空間』を実現する、シンフォニーライティング*

 

 

先月から、Panasonicさんの照明講座にてお家づくりの際の配灯計画や照明器具の選び方について教えていただいています。

先日、照明講座の第2弾を終え、第1弾、第2弾とたくさんのことをお勉強させていただきましたので、その内容を少しずつご紹介させていただけたらと思います!

 

 

*シンフォニーライティング

『SYMPHONY LIGHTING (シンフォニーライティング)』とは、

『快適な空間』を実現するための、あかりのテクニックです。

具体的には、

“必要なところに必要なあかりを配置する”

“必要なときに必要なあかりで空間を演出する”

ということです。

 

シンフォニーライティングでのあかりの考え方について、配置と演出との2つのポイントに分けてより詳しくご紹介させていただきます。

 

*必要なところに必要なあかりを分散して配置する

シンフォニーライティングにおける配置を考える際のポイントは、

必要なところに、あかりを分散して配置することです。

例えばLDKのあかりでも、空間の真ん中にまとめて照明器具を設置するのではなく、

・空間全体を照らす “中心のあかり”

・壁や天井を照らす “まわりのあかり”

に分けて配置をします。

空間の中心にまとめて配置すると、ほとんどの明かりが床などお部屋の低い位置を照らすことになりますが、普段お部屋の中で生活している際の人の視線は、床ではなく壁に向いていることがほとんどなため、お部屋の低い位置だけでなく壁や天井などお部屋の高い位置が照らされていた方が快適で安心感のある空間になるそうです✧

 

 

 

 

また、配灯計画をする際に既にTVを設置する位置が決まっている場合には、TV背面の壁が照らされるようにあかりを配置すると、新しいお家での暮らしがスタートしてTVを観る際に目が疲れにくくなります*

 

*+αのあかり

“中心のあかり” 、 “まわりのあかり” でその空間のメインの明るさを確保しますが、そこに “+αのあかり” を配置することで、さらに快適な空間をつくることができます。

+αのあかりとは、例えば低い位置に配置するあかりや飾り棚やニッチなどを照らすためのあかりのことです。

特に低い位置にあかりが配置されていると、あかりの重心が程よく下がり、くつろぎ感が深まります*

 

*必要なあかりだけを点灯

次に、シンフォニーライティングにおけるあかりの演出のポイントは

生活シーンに合わせて、必要なあかりだけを点灯することです。

LDKというひとつの空間でも、だんらん・食事・くつろぎなど様々な生活シーンがあると思います。

様々な生活シーンがある中であかりがまとめて配置されていると、あかりの切り替えが限られ、シーンによって明るさに偏りができてしまうこともあります。

 

ですが、シンフォニーライティングで明かりが分散して配置されていれば、それぞれのシーンにぴったりなあかりの切り替えが可能になり、それぞれのシーンにぴったりな雰囲気の演出ができます。

 

また、必要なところに必要なあかりが配置され、必要なときに必要なあかりだけを点灯する切り替えが可能になれば、電気代の節約にもつながります✧

 

*おうちづくりにとっても大切なポイント

快適で暮らしやすいお家をつくるために間取りやコーディネートがとても大切なことはイメージできますが、それらと合わせてあかりにも目を向けることで、こだわりの間取りやインテリアコーディネートをより活かし、さらに快適で暮らしやすい空間を実現することができるんだと思うと、配灯計画もとっても大切なお家づくりのポイントになりますね*

 

 

大村茉里

投稿者: 大村茉里 ライフコーディネーター/インテリアコーディネーター

一つ一つ丁寧に真面目に取り組むことが得意で、専門学校在学中にインテリアコーディネーターの試験に合格し資格を取得。 スタッフ紹介

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