住宅ローンの今…!?

住宅ローンの今…!?

皆さんこんにちは!

連日コロナ関連のニュースが流れつつ、長雨にさらされている近頃ですがいかがお過ごしですか?

昨日お休み頂いていた私は、娘のリトミック教室へついて行って待ち時間中に島田市の川沿いを少し散歩しながら晴れ間にひまわりを眺めて癒されてきました^^

さて、見出しにつけた「住宅ローンの今…!?」についてお伝えします。

先ず、住宅ローンには「 変動金利 」「 固定金利 」があることはご存知の方も多いかと思います。

「 変動金利 」は文字通り、住宅ローンの返済期間中に変動します。

具体的には、年2回の金利の見直しがあり、5年毎に返済金額の見直しがあります。

つまり、返済途中に毎月の返済額の見直しがあり「 返し終わるまでいくら返済するのか分からない 」ということになります。

この変動金利は、何を基準に金利が決められているのかというと金融機関が優良企業へ短期(融資期間が1年以内)で貸し出す際に提示している「 短期プライムレート 」という金利に影響を受けます。

実際には、短期プライムレートの金利に1%程度上乗せした金利を基準金利として、そこから各金融機関が独自に金利の優遇幅を設定して貸出時の適用金利を決めています。

ちなみに、この短期プライムレートについては現在1.475%と設定している金融機関が多い状況です。(日銀HP:長・短期プライムレート(主要行)の推移より)

とは言え、最近では0.4%を切るような変動金利ローンも出てきました。ただし、ローンを選ぶときには金利だけではなく保証料・事務手数料・団体信用生命保険料・つなぎ融資諸経費などその他にも留意する必要があることが多く、一概に金利が安い=最適なローンということにはなりませんので、ローンの比較をする時には金利以外にも十分ご注意ください。

対して、「 固定金利 」は文字通り住宅ローンの返済期間中の金利が借りる時点で固定されています。

平たく言うと、固定金利のローンについては「借りた瞬間にいくら返せばいいのか分かる 」ということになります。

この固定金利は、何を基準に金利が決められているのかというと金融機関が優良企業へ長期(融資期間が1年以上)で貸し出す際に提示している「 長期プライムレート 」という金利に影響を受けます。

ちなみに、この長期プライムレートについてはみずほ銀行さんなどの主要銀行では2020年5月8日時点で1.05%と設定しています。

話を戻して、住宅ローンの今…!?についてですが、結論から言うと変動金利に影響を与える短期プライムレートも固定金利に影響を与える長期プライムレートも、上昇する兆しは見えていないというのが現状です。

そもそも、短期プライムレートは日銀が設定する政策金利が上がると各金融機関の短期プライムレートを上げる。結果、基準金利が上がり、ローンの適用金利が上がるという仕組みになります。

つまり、景気が良くならない限り日銀が政策金利を上げることは考えにくく、結果、変動金利型住宅ローンの適用金利も上がりにくいということになります。

次に、長期プライムレートについては国債の利回りに連動して設定している金融機関が多いのですが、近年の動きを見てみると…

平成25年7月 1.30% ⇒ 平成26年7月 1.15% ⇒ 平成28年7月 0.90% ⇒ 平成29年7月 1.00% ⇒ 令和元年7月 0.95% ⇒ 令和2年5月 1.05%

以上の流れを見る中でも、1%前後で現状維持が続いていることから少なくとも上昇傾向にはないと言えます。

以上のことから、変動金利も固定金利も当面の間は大きく上下する可能性は低く、現状維持が続くと予想されます。

 

 

鈴木住直

投稿者: 鈴木住直 代表取締役社長

独立当初から斎藤代表の指導のもと経験と知識を積んできた。スタッフからの信頼が厚いウィングホームの現社長。 スタッフ紹介

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