*節湯水栓*

住宅で用いられる水栓

一般に住宅のキッチンや浴室、洗面台などでは「混合水栓」と呼ばれる、水栓金具内で水とお湯を混合することで水温を調整し、一つの蛇口から水もお湯も出せるタイプの水栓が用いれらています。

「2ハンドル混合水栓」と呼ばれる水用・お湯用の2つのハンドルを使って温度・流量を調節するもの。

「シングルレバー混合水栓」と呼ばれる一つのハンドルを上下左右に動かすことで温度・流量を調節するもの。

「サーモスタット混合水栓」と呼ばれるお風呂場などでよく使われている、温度調節用のダイヤルと流量調節用のハンドルがあり吐水口から出る温度はほぼ一定に保つことができるもの。

これら3種類の水栓が「混合水栓」と呼ばれています。

 

 

節湯水栓とは

節湯水栓とは、「都市の低炭素化の促進に関する法律」に基づき規定された「建築物に係るエネルギーの使用の合理化の一層の促進その他の建築物の低炭素化の促進のために誘導すべき基準)」の“節水に資する水栓”に該当する水栓の事で、上記の「混合水栓」のうちのいずれかの水栓に「節湯A(手元止水機構)」「節湯B(小流量吐水機構)」「節湯C(水優先吐水機構)」のどれか1つ以上の機能を付与したものを指します。

節湯水栓を使用すると

キッチンの水栓や浴室のシャワーなどで湯水を使用する際に、湯水を出しっ放しにしたり、必要以上の流量を使用したりすると、ただ単に水の消費量が増えるだけでなく、給湯を行う為のためのエネルギー消費量も増大します。

そのような場合に節湯水栓を設置することで、無駄な湯水を省き、不要な給湯エネルギー消費量を削減することができます。また家で消費するエネルギー量を削減できるという事は、光熱費の節約にも、省エネルギー性能が高い住宅として地球環境に貢献することにもつながります。

低炭素住宅やゼロエネルギー住宅への活用

認定低炭素住宅やゼロエネルギー住宅などといった認定制度や、それらを活用した補助金制度や優遇制度がいくつかあります。

そういった省エネに関する制度を受けるあたっては、いかに家で消費する1次エネルギー量を小さくするかが重要になるため、水栓一つとっても、よりエコな「節湯水栓」にすることは省エネ性能を向上させ、基準をクリアしやすくなります。

まとめ

法律も改正され、建築物の省エネルギー化も重要視されている昨今では、様々な住宅設備メーカーが様々な省エネ商品を出しています。

家電などだけでなく、水栓について考えてみるのも大切になってくるかもしれません。

葛原 優太

投稿者: 葛原 優太 建築士

愛知の大学で建築の勉強をし、新卒でウィングホームへ入社。 今は確認申請や省エネ計算などの設計業務を担当し仕事をしながら一級建築士を目指し勉強に励んでいる。 優しくおおらかな性格で子供たちからも大人気。心を許した合図会は「〜やんなぁ」(三重弁)。その方言を聞くとアフター担当の栗田も三重弁が発動しがち。 高校、大学と吹奏楽部に所属し、サックスを演奏できることはスタッフの中にも知る人は少ない。ジャンルはJAZZをメインにイベントでも披露するほどの腕前。好きな曲は「アドリアブルー」。 スタッフ紹介