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『自分の人生を愛するようにマイホームを愛しましょう。それが幸せの一番の近道です。』
これは、私が大好きなドイツの諺です。
新築されたご家族から、「この家は家族の一員です。」と嬉しいお便りをいただくことがあります。
一生懸命考えてつくった大好きな家で、大好きな家族とともに暮らす、その喜びが感じられてとても私も幸せな気持ちになります。
でも、その一方で...
トラブルになると失うもの
この業界に20年もいると、いろんなトラブルの話を見聞きします。トラブル自体も問題なのですが、トラブルに巻き込まれたご家族は大切なものを失ってしまいます。
それは、『マイホームへの愛着』です。
せっかく大金をはたいて夢のマイホームを手にしたのに、家にいても面白くない。
そんな風にならないように、絶対に避けなくてはいけない代表的なトラブルを記します。
1.家の性能が悪い
新築の家なのに暑い、寒い。結露する。大型車が通ると揺れる。
こんな家は愛着がわきません。
2.間取りが悪い
生活動線が長くて家事がたいへん。収納が足りなくて片付かない。
生活しにくい家は後悔を生み愛着がわきません。
3.予算オーバー
最初の話と違った。追加工事や諸経費があとから出てきた。外構工事まで予算がなく駐車場も庭も作れなかった。
騙された気分だと愛着がわきません。
4.打合せがつまらなかった
担当者がイメージをうまくくみ取ってくれなくて妥協してしまった。設計の時にできない理由ばかり言われた。急かされてじっくり考えられなかった。担当者の誠意がなく途中から諦めた。自分の家なのに工事中に入れてもらえなかった。
思い出したくないことばかりでは愛着がわきません。
5.アフター対応が悪い
連絡しても対応してくれない。口先で対処しようとする。品質不良のはずなのに補修費用を請求された。
もうどうでもよくなってしまいます。
こうならないために
大切なのは、「家」を買うのではなく、「家づくりから家守りまでのプロセス」を買うという本来の価値に気づくことです。
「家」だけに捉われると家を愛せなくなる恐れがあります。
何が価値なのか?
よーく考えて、家づくりという大事業をぜひ成功させてください。