建築×エンタメ

 

先日沖縄のローソンでコーヒーを買ったのですが、30歳くらいの店員さんの応対がリズミカルで言葉も丁寧で素晴らしかったので、それを誉めたら新製品の肉マンをタダで頂きました

何を伝えたいかというと、肉マンをタダでゲットする方法ではなく、店員さんの対応によって、同じ100円のコーヒーを飲んでも、笑顔になれることもあるし、もし塩対応だったらこっちまでムスッとしてしまうということもあるということです

その日一日、私は笑顔で過ごすことができました

家づくりで世界平和に貢献

注文住宅をつくり続けて30年が経ち、建築にはエンターテイメント的な要素が必要だと思うようになってきました

もちろん、家族の生命・財産を守ることが家の最も大事な要素であり、この命題なくしては何も語れないという認識は今でも変わりません

しかし、「家族の生命・財産を守ること」だけでは、注文住宅を建てる理由にはなりません

この命題は、マンションや建売住宅であっても満たすことができるからです

 

「注文住宅」は、ご家族の要望をオーダーして作るものですから、打ち合わせも多くなりますし、工事中も密接に連絡を取り合いながら進めていきます

お施主様も同じ制作チームの一員になるわけで、二人三脚の家づくりと表現することもあります

料理に例えて言うなら、出来合いの住宅を買うのは出前を取るようなもので、注文住宅はメニューや食材を一緒に考えて、同じ厨房に立って一品料理を作るようなイメージです

この制作の過程がとても楽しくて一生忘れられない思い出になるかどうか、これが世界平和につながるという話をしたいと思います

 

楽しい思い出のなかで暮らすということ

打合せから工事中も楽しくて、もちろん暮らしも楽しくて、困りごとがあったときのアフターサービスも楽しい

こんな家に住めば、毎日笑顔でいられます

まさに家がパワースポットになるのです

幸せな暮らしを送っている家族は、出会う人にも幸せを与えられます

ご両親は職場やご近所へ

お子さんは学校の友達や先生へ

幸せを広げられます

幸せな人が増えることは世界平和へつながります

 

 

私たちの仕事は

楽しい思い出つくりのために

私たちの役割はなんでしょう

「家族の生命・財産を守る」ために、家の性能・構造を日々進化させていくのは当たり前です

とは言え、家の性能・構造については、ある程度、技術や理論が成熟している分野であり、これ以上向上するためには、建築コストを掛けていく必要があります

逆に、家づくりの過程、プロセスを安心して楽しんでもらうという分野については、まだまだ伸びしろが見られます

しかも建築コストとは無関係なので、お客様に金銭コストを負担してもらう必要がありません

 

私たちに必要なのは、建築の全ての場面(打合せ~工事中~お引渡し~アフターサービス)でお客様に喜んでもらうためのエンターテイナーになること

たったそれだけのことです

時間もお金も掛かりません

すごく簡単なことです

とはいえ、(私を含め)シャイなスタッフがどこまでエンターテイナーになれるのか、簡単なことほど難しいのかもしれません

それでも、世界平和のために努力していきたいと思います

 

 

斎藤元志

投稿者: 斎藤元志 創業者

ウィングホーム株式会社の創業者であり、現代表。自らを「断熱バカ」だと揶揄する一面も。 スタッフ紹介

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