家を愛せなくなる5つの理由

 

『自分の人生を愛するようにマイホームを愛しましょう。それが幸せの一番の近道です。』

これは、私が大好きなドイツの諺です。

新築されたご家族から、「この家は家族の一員です。」と嬉しいお便りをいただくことがあります。

一生懸命考えてつくった大好きな家で、大好きな家族とともに暮らす、その喜びが感じられてとても私も幸せな気持ちになります。

でも、その一方で...

 

トラブルになると失うもの

この業界に20年もいると、いろんなトラブルの話を見聞きします。トラブル自体も問題なのですが、トラブルに巻き込まれたご家族は大切なものを失ってしまいます。

それは、『マイホームへの愛着』です。

せっかく大金をはたいて夢のマイホームを手にしたのに、家にいても面白くない。

そんな風にならないように、絶対に避けなくてはいけない代表的なトラブルを記します。

 

1.家の性能が悪い

新築の家なのに暑い、寒い。結露する。大型車が通ると揺れる。

こんな家は愛着がわきません。

2.間取りが悪い

生活動線が長くて家事がたいへん。収納が足りなくて片付かない。

生活しにくい家は後悔を生み愛着がわきません。

3.予算オーバー

最初の話と違った。追加工事や諸経費があとから出てきた。外構工事まで予算がなく駐車場も庭も作れなかった。

騙された気分だと愛着がわきません。

4.打合せがつまらなかった

担当者がイメージをうまくくみ取ってくれなくて妥協してしまった。設計の時にできない理由ばかり言われた。急かされてじっくり考えられなかった。担当者の誠意がなく途中から諦めた。自分の家なのに工事中に入れてもらえなかった。

思い出したくないことばかりでは愛着がわきません。

 

5.アフター対応が悪い

連絡しても対応してくれない。口先で対処しようとする。品質不良のはずなのに補修費用を請求された。

もうどうでもよくなってしまいます。

 

こうならないために

大切なのは、「家」を買うのではなく、「家づくりから家守りまでのプロセス」を買うという本来の価値に気づくことです。

「家」だけに捉われると家を愛せなくなる恐れがあります。

何が価値なのか?

よーく考えて、家づくりという大事業をぜひ成功させてください。

 

斎藤元志

投稿者: 斎藤元志 創業者

ウィングホーム株式会社の創業者であり、現代表。自らを「断熱バカ」だと揶揄する一面も。 スタッフ紹介

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