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BBQのヒーロー
BBQで一番難しいのは炭火ではないでしょうか?
いかに素早く炭に火を点けるか?
刻々と火力を変える炭火に対し、適切な順番で料理ができるか?
このあたりが腕の見せ所となります。
慣れていないと、なかなか炭に火が点かず点いたところで慌てて料理をするから火力が弱まったり、逆に食材の油で火事のような状態になったり。
こんなとき手慣れた所作で炭火をコントロールできる人はヒーローですよね。
薪ストーブも点火が命
薪ストーブの点火作業も簡単なように見えて、なかなか年季がいるものです。(でも風の中のBBQより点火しやすいですよ。)
ウィングホームでは、15年前に一角に薪ストーブコーナーを作りました。理由は、冬の朝、薪ストーブの前でコーヒーを飲みたかったからです(笑)
どこかにいい薪ストーブ屋さんがないかなあ?と家具屋さんに聞いてみたら、ちょうど三重県のグランビルという薪ストーブ専門店が静岡で代理店を探していることを教えてもらって、すぐに飛んでいきました。
そのとき、グランビルの社長さんが点火しているのを見たのですが、あっという間に火が燃え広がるのに感動したことを覚えています。
あれから15年
私もかなり手際よく点火できるようになりました。人が点火している様子をみて、ビギナーかベテランかもわかるようにもなりました。
もし、薪ストーブ選手権があるとしたら、点火から完全燃焼するまでの時間と炎の美しさ(オーロラバーン)で勝負することになるんじゃないかと勝手に思っています。
ストーブは輻射熱で暖房する
とても重要なことです。
薪の炎で暖をとるのではありません。薪の炎でストーブ本体の鉄を温め、本体からの輻射熱で暖をとるのです。
この理屈がわかるようになると、点火も上手になっていきます。
私のこだわり
点火する際には、炉内に小枝を組んでミニキャンプファイヤーの状態を作ります。松ぼっくりに点火するのも楽でいいです。
火が付いたら徐々に上方に大きな薪を積み上げていきます。ここで慌てると火を消してしまうことがあるので慎重に火の通り道を塞がないように組んでいきます。
慣れてくると最初から炉内一杯に薪を組み上げてから火を点けることもできます。
私はせっかちなのでこのやり方です。でも一つだけこだわりがあります。それは、バーナーや着火剤を使わないで、ライターやマッチの小さな火から一気に大きな火を起こすことです。
バーナーや着火剤を使わなくてもあっという間に火を育てることができるのが自慢です(笑)
ちなみに、ガスバーナーはおススメしません。ストーブの熱で爆発する危険があります。うっかりストーブの上に置いたりしたら間違いなく爆発します。小さなお子様がストーブの裏に隠して置いたら気づきませんよね。
炎にはたくさんの楽しみがありますが、一方で生命財産を脅かす、もろ刃の剣だということも忘れずに。