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抜け節はどうする?
こんにちは。アフター担当の岡本です。
今回は抜け節について。
ウィングホームでは無垢床が標準ですので、上のように床に節抜けが起こることがあります。
たいていの場合は、ハードワックスで埋めたり、パテで埋めるなどお客様ご自身でもできる方法を提案します。
しかし、ときどきやっかいな箇所の節抜けが起こります。
下部の角の節抜けは難易度大
上の写真のように、化粧梁の下の角の節が抜けてしまうとなかなか厄介です。
ハードワックスは固まる前に垂れてしまうし、パテで埋めても接着具合によってはいずれ落ちてしまいます。
こんなときは、きちんとした節埋めが必要です。そこで「フシ太郎」の登場です!
こんなときは「フシ太郎」
先日、このような節処理の専門業者が岐阜から来てくれたので、写真を撮らせていただきました。
業者さんの腕はもちろんですが、この「フシ太郎」がとても優秀なツールです。
特大エンピツ削り(笑)
まずは特大エンピツ削りのようなものを使って、埋め木の形状を整えます。
スギよりもヒノキの方が埋め木には適しているそうです。
注:本来は木をしっかり固定しないと危険ですのでご注意を!
埋め木が完成!
次にこの埋め木の形状にあったドリルを使って、節穴を若干広げます。
抜けた節の大きさなどを見てドリルの向きを判断します。
今回は角に向かって真っすぐ入れる方向に決めました。
ドリルで穴を開けます
斜めからグッと力を入れてドリルで穴を開けます。
この向きで良いの?良いのです!
埋め木を差し込みます
できた穴に埋め木を差し込んでみます。
大丈夫なら木工ボンドをつけてハンマーで軽く押し込みます。
それぞれの面にそって埋め木をカット
続いてそれぞれの面に合わせてカットしていきます。
横面が終わったら、下面もカットします。
細かい隙間に木屑を埋め込みます
瞬間接着剤を染み込ませ、すぐに上からペーパーをあてます。
これによって細かい木屑が隙間を埋めてくれます。
最後に色付けをして
最後に節らしく色付けをして、、、
完成です!!!
やはりパテやハードワックスで埋めるより、同じ木で埋めると全然違います。
今回はレアなケースの節抜けについて、補修方法をお伝えしてみました。
最後までお読みいただきありがとうございました。