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こんにちは!梅雨も明けとうとう夏が始まりましたね。
暑い日が続いているので外にいるときも家の中にいるときもこまめに水分補給をして熱中症にかからないよう気を付けましょう。
布基礎とベタ基礎
先日リフォームのお家にお伺いしたところ、ウィングホームの基礎とは違う基礎になっていたので気になって調べてみたので、今回は代表的な布基礎とベタ基礎について書いていきたいと思います。
布基礎
布基礎とは昭和初期からある伝統的な工法で柱や壁などの下に打ち込んで施工するやり方です。布基礎は凸の形になっており、下部の点で支える構造です。
布基礎のメリットとして
・コストが安くすむ
・寒冷地において基礎の根入れ深さを変えることが容易である
この2点です。布基礎はベタ基礎よりもコンクリートの量が少なく、鉄筋も柱や壁の下にしか入っていないためコストを抑えることが出来ます。もう一つは寒冷地では地面が凍結します。凍結深度より浅い位置を基礎底にすると、地面の水分が凍る過程で基礎が押し上げられ、建物が浮き上がる(持ち上げられる)可能性がありますが布基礎なら立ち上がりの高さを変えることが容易なので凍結深度より深くするこちができます。
しかしデメリットも存在します。
・湿気やシロアリの被害を受けやすい
・耐震性が劣る
の2点です。布基礎では地面がむき出しになっている部分があるため床下に湿気が溜まりやすく木材を腐らせたりシロアリが発生しやすくなってしまいます。もう一つは、布基礎では点や線で建物を支えているため地盤が弱いところがあると、沈んだり傾いたりしてしまいます。
ベタ基礎
ベタ基礎とは阪神淡路大震災以降から普及し始めた工法でウィングホームではこの工法を用いています。ベタ基礎は面で支える構造で建物の荷重を基礎全体に伝えて建物を支えています。
ベタ基礎のメリットとして
・耐震性に優れている
・湿気やシロアリに強い
の2点です。ベタ基礎は面で捉える工法のため自身の力を効率よく地盤に伝えることが出来るため、建物が傾くのに有効とされています。さらにウィングホームでは耐震等級3を設けているのでとても地震に強い構造となっています。もう一つはベタ基礎は建物と地面が接しないため湿気が上がってきにくいのに加えウィングホームでは基礎と土台の間に基礎パッキンというのを入れ、通気層を設けているため、中の湿気を外に出すことが出来ます。
しかしデメリットもあります。それは
・コストが布基礎よりもかかってしまう
ことです。布基礎よりもコンクリートの量や鉄筋の量が多くなってしまうのでコストがかかってしまうようです。
最後に
それぞれの工法にメリット デメリットが存在していて場所や資金によってどちらを選択するか考えていきたいですね。