壁の中はどうなっているのか

こんにちは(^^♪今年一番の寒波きて日本海側は大雪に見舞われているそうですね。静岡は相変わらず雪は降りませんが氷点下に近い気温になりとても寒い日が続いていますね。体調を崩されている方も多いと聞くので、皆さんも体調には気を付けてくださいね。

今回はウィングホームで施工する塗り壁のお家の壁がどのようなつくりになっているのか話していけたらなと思います。

柱とダイライト

まず前提として一概に壁といってもお家の一番外側に来る外壁と、部屋を区切る為の内壁とそれぞれ造りが異なります。今回は外壁について話していきます。

まず壁の一番の基礎となるのは柱と間柱です。柱は基本的には窓がないところ以外910㎜ピッチで入っていきます。また間柱は柱の間に入ってきて基本的に455㎜ごとに入ってきて建物を支えています。その後、柱と間柱の外側にダイライトという面材耐力壁を貼っていきます。面材耐力壁とは、柱の間に斜めに入れる筋交いとは異なり面材を柱と間柱と横架材にたくさんの釘を打ち込むやり方となります。筋交いは柱と横架材に斜めに入れるので支えている部分に大きく負荷がかかってしまいます。しかし面材耐力壁は地震等の揺れを打ち込んだ釘一本一本で分散させることができるので集中して力がかかりにくいと言えます。また、ダイライトは耐火性にも優れているので地震や火事に強い材が壁の中に含まれています。

防水紙と断熱ボード

次にダイライトの上から防水紙を貼っていきます。防水紙はその名の通り水分を防ぐ材料でほかにも透湿、防風の効果もあります。透湿することで壁の中の湿気を逃がすことで木が腐ることを防いでくれています。

次にその上に外断熱ボードを貼っていきます。外断熱ボードはW断熱のうちの一つで空気層を設けた構造となっており壁内に侵入した雨水や湿気を輩出し、高い気密せや断熱性を持っている優れた材料です。さらにボードは軽量なので地震にも強い材とも言えます。

外の仕上げ

そして外側最後には塗り材を塗っていきます。塗り材は断熱ボードの後、まず塗り材を付着させるためにメッシュ素材の物を貼り付けてからベースの塗り材を塗り、そこから漆喰やJカラーといった塗り材を塗って外側は完成となります。

中の断熱材

続いて内側になりますが、柱と間柱の間にグラスウールといわれる断熱材を入れていきます。この素材が内断熱といわれるものでグラスウールには断熱効果があるだけでなく素材自体が燃えにくく、吸音性もあるといったメリットもあります。

内断熱施工後には、プラスターボード、またの名を石膏ボードを張り付けていきます。こちらも耐火性、遮音性に優れているため下地に優れた材料として幅広く採用されています。また、天井の下地としても使われています。

 

漆喰塗り

最後に仕上げの漆喰を塗ります。まず、プラスターボードのビスの穴をパテで埋め、次にMKシートを貼ります。MKシートとはプラスターボード全体を覆うシートで、これを貼ることにより継ぎ目がない一枚の下地とすることができます。また、下地やジョイント部分などの素材の違いがあってもどの部分も均一な仕上げとなり、吸い込みの違いなどから発生する色ムラも無くすことができます。

そして最後に漆喰で仕上げます。漆喰は皆さんご存じの通り調湿効果、消臭効果や抗菌作用、光を反射する、燃えにくいといったたくさんのメリットが存在します。

最後に、、

表面に見えている漆喰や外壁材だけでなく、壁の中はたくさんの素材で構成されています。ひとつひとつに意味があり、お家を支える壁を作り上げています。ぜひ壁の素晴らしさを見学会などに出向いた際は体感してみてください(^^♪

尾崎凜門

投稿者: 尾崎凜門 現場監督

車の話とサウナの話をしだしたら止まらないくらい大好きで、少年のような笑顔でワクワクしながら話しをしてくれる。愛車はスポーツカーの「スープラ」。「今しか買えないかも!」と社会人になってすぐに買ってしまうほどの車好き。休みの日には愛車と共に撮影会をして各地を走り回っている。気さくで誰とでも仲良くなれる性格で、会話の中からは彼の優しさをいつも感じる。趣味と同じくらい仕事に対しても積極的で、気になることがあればその都度確認。そんな彼の姿を見て先輩監督や大工さんからも期待の声が集まっている。犬か猫かと言ったら犬タイプ。 スタッフ紹介

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