この1年でどのくらいの影響が出ているのか?
約1年前から続いているウッドショックやさらに前から続くコロナショックに端を発する住まいづくりの価格高騰について、いったいどのくらい上がったのか?
R4年4月26日に全建総連(全国建設労働組合総連合)が公表した工務店アンケート調査によると、先に挙げたグラフの通り新築においては「20%以上の値上がり」につながっていると回答している工務店が4割を超えていました。「10~19%の値上がり」と合わせると実に8割以上の工務店で10%以上の値上がりと回答しています。
仮に1年前から2,500万円予算でマイホームの計画を立てたとすると、この1年で建築会社によっては、250万円~500万円超の値上がりにつながってしまっているということになります。
大きな影響の原因は…?
値上がりは木材だけではない…!?
アンケート結果によれば、主には木材の値上がりが大きいところですがその他にもガルバリウム鋼板やトイレ、クロス、サッシなど多岐にわたって値上がりが影響していることが見えてきます。
そして、R4年2月24日より始まったウクライナ侵攻による影響が、これから更に住宅業界へ長期にわたって資材高騰を及ぼすとみています。
というのも、侵攻作戦が終結したのちには復興の為の特別需要も含め、世界的に更なる資材不足・資材高騰へとつながることが推測されるからです。
ウィングホームでも、協力業者の皆様と力を合わせ価格上昇を出来る限り抑え、納期の遅延にも超早期発注等の対策をしてまいりました。
しかしながら、広い業界を見渡しても価格へ転嫁出来ない建築会社は財務状況を圧迫し経営存続が厳しくなっていくことは明らかです。家守りを継続する上で健全経営は必須となる為、出来うる限りの対策を講じたうえでの必要な価格上昇は避けられないです。
せっかく夢のマイホームを手に入れたのに、建ててもらった建築会社が倒れてしまってはその後の点検やアフターメンテナンスを誰に頼めばいいのでしょうか?
末永く家守りを実現する為にも、我々工務店は地域に根差して健全経営を続けていくことがお客様への最大限の貢献につながると心新たに問題を乗り越えていきます!