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太陽光発電はお得なのか?
太陽光発電について「設置した方がいいですか?」と聞かれることがよくあるのですが、最近すごく腑に落ちる答えが見つかりましたので、ご紹介します。
それは、投資対効果(儲かるか)を追求するのか、災害対策や環境配慮を目的にするのかによって答えが異なります。
結論を先にお伝えすると…
1)投資対効果(儲かるか)追及の場合 ・・・ (大容量の)設置はお勧めしません
2)災害対策や環境配慮の場合 ・・・ 設置をお勧めします
理由を以下で説明します。
太陽光の投資対効果
太陽光発電については、現在10kw設置する場合では、1kwあたり約25万円ほどの設置費用が掛かります。
太陽光パネル1kwあたりで1,300kWh/年の発電が見込まれます。
※メーカーシミュレーションを下に載せておきますね。
実際どのくらいお得なのか??
費用対効果としては、初年度に250万円の投資により30年間で503万円の自家消費&売電収入となります。
つまり…30年間で元を取ったうえで253万円お得になります。
( 投資対効果の試算条件 )
太陽光パネル発電容量:10kW
太陽光パネル耐用年数:30年
30年間の累計発電量:390,000kWh
自家消費分 : 45,000kWh
売電消費分 :345,000kWh
当初10年間買取価格:16円/kW
11年目以降買取価格:9円/kW
設置費用 :10kW×25万円=250万円
<当初10年メリット>
自家消費分: 15,000kWh×25円= 37万円
売電消費分:115,000kWh×16円=184万円
<11~30年メリット>
自家消費分: 30,000kWh×25円= 75万円
売電消費分:230,000kWh× 9円=207万円
投資という観点からは…
太陽光パネルの設置費用250万円を投資して30年発電した場合
+253万円!
例えば、米国債10年(※1)へ250万円を30年間投資した場合
+810万円!
※1:米国債10年:R6.3月現在利回り4%が続いたと仮定
投資対効果(儲かるか)を目的とするならば、太陽光発電を設置するよりも比較的安定した米国債などへ投資する方が見込みとしてはより大きなメリットが期待出来そうですね!
災害対策や環境配慮が目的ならば…
この場合は、もちろん設置されることをお勧めします。
ただし、蓄電池のコストがまだまだ高い為、災害用といっても需要に応じた手ごろなサイズの蓄電池にされることを併せてお勧めいたします。
ちなみに、ポータブルの電源とソーラーパネルのセット商品など便利なものが出てきていて携帯充電レベルであれば、そういったグッズも重宝しそうです^^
最後までお読みいただきありがというございました。
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