2021年振返り

 

今年もいろいろありましたが、社長交代により私の仕事は「プランニングとYouTube関連」の比重が増えてきました。そうそう、11月に冗談で謝罪動画をYouTubeにあげたのですが、種明かしを後半まで引っ張ってしまったので、私がわいせつ行為をしたのだと勘違いしてしまった視聴者さんが多くいたようで、チャンネル登録者を減らしてしまったという反省の年でもありました。

念のため言っておきますが、同姓同名ですが「私じゃありません!」

 

 

ウッドショックと外壁30年保証

2020年はコロナの影響が比較的少なかった住宅業界ですが、2021年はウッドショックに翻弄された1年でした。木材を中心に様々な原材料が値上げされ、建築コストが急上昇しました。各社様々な対策で乗り切る努力をしていると思いますが、それでも賄いきれない分については、適正な値上げをせざるを得ないのが実情です。ウィングホームも夏過ぎまでは値上げしない方針でおりましたが、木材の価格が高止まりとなり、それ以外の原材料のコストの値上がりが止まらないことから、値上げに踏み切りました。

しかし、この値上げが単にお客様の負担を増やさないように、標準仕様のグレードアップも同時に図っています。その中の一番の目玉は「外壁30年保証」です。外壁は遅くとも15年後にはメンテナンスが必要となります。費用は、塗り替えとコーキングの打ち替えで(今の物価でも)150万円以上掛かってしまいますが、これを放置すると雨漏りリスクが高まり、家を腐らせたり白蟻の被に受けたりする可能性があり、場合によっては建て替えをせざるを得ない状況となります。

「外壁30年保証」は、万一内部へ雨水が侵入するような劣化があった場合でも30年間無料で補修するという保証です。これによって、30年間は塗り替えやコーキングの打ち替えが不要となります。最初のイニシャルコストはアップしてしまいますが、15年経過したときには十分モトがとれるものとなっています。(以前に契約されたオーナー様は本保証の対象外になりますが、10年目以降も5年ごとの点検の際に適正なメンテナンスをさせていただきます。)

 

 

値上げしない会社はあるの?

結論からいうと存在しない、もしくは直ぐに存在しなくなると思います。もし、いま値上げしていない会社があるとすれば、値上げしないのではなく「値上げできない」のだと思います。もともと利益幅が高いから値上げしなくても大丈夫、だなんて会社は、各社で厳しく競争している住宅業界には存在していません。「値上げできない」理由は、ずばり、作っている家そのものに魅力がないから、値上げすると仕事自体が無くなってしまうからです。

それでも安く家が建つのだからお施主様にとっては得じゃないの?と思われる人もいるかもしれませんが、コストが上がっても値上げできない会社の未来は、簡単に想像つきますよね。

住宅会社が建てている途中に倒産という悲劇も避けたいし、建てた後に倒産されるのも避けたいです。

人生初のイベントを増やす

さて、話は変わりますが、ほんと年々、時間が経つのが早くなりますね。せっかちな私は、残された人生を充実させたくて、あくせくと動き回ってしまいます。それでも、振返ってみるとアッという間に一年が過ぎているのはなぜでしょう?

諸説ありますが、私は「感動力の低下」が原因だと思います。「人は感情とともに記憶する」と言われています。思い出に残っている出来事には強い感情の動きがくっ付いてないですか?嬉しかった、楽しかった、頭にきた、恥ずかしかった、などです。これらの感情が薄れると記憶に残りにくくなるということです。では、なぜ感情が薄れていくかというと、年とともに経験値が増し新鮮味が薄れていくからです。

例えば、中学野球で初めて立った打席でヒットを打ちチームメイトにめちゃくちゃ誉められたら一生忘れないでしょう。でも、試合数が増えるにつれてヒットしたときの感動も薄れていってしまいます。高校でサッカー部に転入して初ゴールしたとしても、中学で初ヒットという似たイベントをしているので、それを超える感動にはなりません。

となると、解決方法は人生初のイベントの機会を増やすということになります。成功したときには、達成感や充実感などのポジティブな感情とともに記憶に残ります。逆に失敗したときにも残念なネガティブな感情とともに記憶に残ります。どちらでも記憶に残ることで充実した1年となるという意味では正解ですが、マイナス感情はトラウマを生むし、忘れたい記憶になるので長持ちはしないと思われます。だったら絶対楽しい初イベントを探すほうがいいですよね。しかし、年とともに自分がやりたい初イベントが減っていくのも事実です。だったら、それを自分でするのではなく、人にやってもらう方が効率的だと気づきました。子供は何をしても初イベントになります。コロナ前に社員とお子さんで沖縄旅行に行ったのですが、子供にとっては飛行機に乗ることから沖縄料理を食べることまで何もかも初イベントなのでとても喜んでくれました。その様子を見るのが私にとっては初イベントだったので、今でも喜びの感情とともに強く記憶に残っています。私単独だったらほとんど記憶に残らなかったでしょう。

だから、自分ではなく、まわりの人に感動してもらうことが自分の人生を充実する近道だと思います。当然ですが、喜びの共有はさらに強い感動を生みます。家づくりのお手伝いは感情の共有です。私たちウィングホームは、家づくりを通じて、お客様に大きな感動を与えるとともに自分の人生をも充実させる素晴らしい仕事だということを、この年末に再認識させていただきました。来年もご愛顧のほど宜しくお願いします。

 

斎藤元志

投稿者: 斎藤元志 代表

ウィングホーム株式会社の創業者であり、現代表。自らを「断熱バカ」だと揶揄する一面も。 スタッフ紹介