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漆喰を標準採用しているのには理由がある
漆喰は扱いにくく費用も工期も掛かかることは、前回のブログ内装漆喰のデメリット5つで説明した通りです。
それでも、ウィングホームが天井・壁に漆喰を標準仕様としているのには、デメリットをはるかに凌駕するメリットがあるからです。そして15年以上全棟に漆喰を使い続けることによって、デメリットを解消するノウハウも構築しています。
今回は内装漆喰の7つのメリットについて説明いたします。
消臭作用(漆喰のメリット1)
最も喜ばれているのが消臭作用です。以前ご紹介したお客様アンケートでも【1年住んで良かったところ】の回答が「漆喰のおかげでいつも家の中が無臭なこと。焼肉やたこ焼きも怖くない」でした。
私もお引渡し後のお宅を撮影などで訪問することがあるのですが、まさしく無臭です。
調湿効果(漆喰のメリット2)
「雨の日でも部屋がカラッとしている。」「室内干ししても直ぐに乾くし臭いもしない。」このような声もたくさんいただきます。今はやりのランドリールームに漆喰を塗ることで洗濯のストレスが軽減します。
ホルムアルデヒド吸着効果(漆喰のメリット3)
これは、きれいな空気の家をつくるために欠かせない効果です。
なるべく身体に悪いものは使わないという方針で家をつくっていますが、耐震性を高めるための部材やキッチンなどの既成品にはボンドやペンキが使われており、搬入直後は室内に多少の化学物質が発散してしまいます。
しかし、これら化学物質は、仕上げ工程で漆喰を塗ることで24時間以内に完全に吸着することが可能です。
この効果は年月とともに薄れていくと言われていますが、お引越しの際に購入した家具から発散する化学物質についても吸着してくれるので、安心して新しい暮らしを迎えることができます。
下記のグラフでは、弊社で使用している漆喰により、シックハウスの原因のなかでも代表的なホルムアルデヒドが24時間以内に吸着されてしまうことが示されています。
殺菌・抗コロナウィルス作用(漆喰のメリット4)
漆喰に殺菌作用があることは古くから知られています。インフルエンザ菌や今はやりのコロナウィルスの不活性効果も実証されています。
このグラフはウィングホームが使用している国産漆喰による「新型コロナウィルスに対する不活化効果試験」の結果を表すものです。
不燃(漆喰のメリット5)
漆喰は100%無機質であるためガスバーナーの炎を近づけても全く燃えません。まるで石のようです。一方、珪藻土と呼ばれている塗壁材やビニールクロスなどは炎を近づけただけで燃えだし、嫌な臭いを発生します。(有毒かどうかはここでは触れません)
万一、失火が起こったとしても、6面体からなる室内のうち天井・壁の5面が漆喰であることにより延焼が抑えられるため安心です。
補修が簡単(漆喰のメリット6)
長く住んでいれば、掃除機やモノをぶつけて壁を傷めてしまうことがありますよね。
小さなお子様がいれば尚更です。そんなとき、漆喰はご自分で簡単に直すことができます。
紙粘土のくらいの硬さに練った漆喰を傷口にパテして、かわいたら紙やすりで平らにするという作業です。ウイングホームではお引渡し時に補修セットをプレゼントしています。
これがビニールクロスだとしたら、お金を払って業者に依頼しなくてはならなしし、柄物だと廃盤になっていたり色褪せの度合いが違っていたりして、継ぎ目が目立ってしまいます。
デザイン性(表情がきれい)【漆喰のメリット7】
左官職人さんが丁寧に塗り上げた漆喰の表情は、手仕事ならではの繊細さと深みがあります。
部屋に一筋の光が入れば、それを乱反射して部屋中を明るくしますが、それでいて嫌な眩しさを感じさせないマットホワイト。
夜、照明の灯を反射して幻想的な雰囲気を醸し出します。
その時々によって不思議な演出を楽しめるのも漆喰の魅力の一つです。
空気が身体をつくる?
言葉に尽くせないほどの魅力あふれる漆喰ですが、私的に一番のメリットは、部屋の空気を汚さないだけでなく、化学物質や臭いを吸着して浄化してくれることです。
身体に取り込む物質を比べると(重量比であっても)8割は呼吸による空気です。
つまり、食物や水よりも圧倒的に空気の質が大事だと言うことです。
キレイな空気と汚い空気、どちらの人生を選びますか?
一生のうちの6割は家にいると言われています。
新築した家のなかの空気は一生のあいだ吸い続けます。
せっかく家を建てるのなら、キレイな空気の家を建てたいですよね。
そのためには、空気をキレイにしてくれる漆喰の一択しかないと思っています。