住宅会社が嫌がる3つのサービス

私はこの業界で30年以上、「こんなサービスがあったらいいな」をカタチにしてきました。その中には、お客様(家を建てる人)にとって絶対に必要でとてもメリットのあるサービスなのに、弊社以外の住宅会社では採用していないしないサービスもあります。たぶん、住宅会社側にはデメリットしか感じられないのでしょう。

今日はそんな代表的なサービスを3つご紹介します。

 

 

工事中のウィークリーレポート

ウィングホームでは着工から完成まで毎週、工事を担当する監督から進捗状況のレポートをお客様のもとに郵送します。そのレポートには担当窓口のコメントが添えられ、さらに毎週月曜日の会議で会社全体にシェアされます。

完成後のお客様満足度アンケートでも、「工事中に楽しみにしていました。」「工事を見に行けない時もあったので安心でした。」などと大人気のサービスです。

このレポートは、私たち住宅会社にとっても大きなメリットがあって、一つ目は、家づくりという一大イベントにお客様も参加してもらうことでより一層の満足感を味わっていただけること。二つ目は、お客様が知らないうちに工事が進んでしまい、本当だったらしたかったことができなかったという不満を予防できること。

でも、レポートを作成している監督にとっては負担に思えてしまうこともあるらしく、日本中で同様のサービスをしている住宅会社を私は知りません。お客様にとっても会社側にとっても多大なメリットを与えてくれるウィークリーレポートがもっと普及してくれると嬉しいです。

家の工事の進捗状況(お客様ブログ

 

 

外壁30年保証

住宅は建てて終わりではなく、建ててからのメンテナンスにも大きな金額が必要となります。一番大きいのが外壁のメンテナンスです。これを怠ると、雨漏りが発生し、腐朽菌や白蟻を呼びこみ、著しく耐久性を損ねます。これは大地震のときに耐震性を発揮できないことを意味しますので、絶対に必要なメンテナンスです。

このメンテナンス時期は建ててから10~15年後なので、ローンを返済している最中に訪れます。しかも、多くはお子様の学資資金と重なるので大変な負担となります。

だからせめて学資が必要なくなり、ローンもほぼ返済するまでは外壁のメンテナンスを無料化しました。これは同族会社のオメガジャパン㈱が開発したオメガシステムの塗壁なら可能になります。
しかし、外壁のメンテナンス費用、約300万円は住宅会社にとっては、大きな売り上げになります。ハウスメーカーの長期保証は、このメンテナンスを怠ったり、他社で施工した場合には、保証が終了すると聞いています。完全に儲け主義ですね。

こんなことで儲けないで、お客様の家計に負担を掛けないことで評判を上げる方がウィンウィンだと思うのですが、外壁30年保証をしている住宅会社は弊社以外に聞いたことがありません。

耐震テスト保証

いまや耐震等級3は当たり前です。でもこれって計算上の話なので、本当なら実際に建てた我が家と同じものを作って試験場で揺らしてみたいと思いませんか?

これは実際には不可能に近いのですが、仮に実現したとしても一軒一軒の地盤が違うから、まだ完全とは言えません。

そこで弊社では、動的耐震装置により、お引渡し前に実際に建てたお宅を震度1程度で揺らすとともに、その土地の地盤も揺らして強度を測り、そこから実際の揺れを分析することで東南海地震などの大地震にどこまで耐えられるのかをレポートします。

お客様も私たちも安心できるサービスなのですが、もう一つのメリットは、実際に大地震があったときに、そのまま我が家に住み続けて良いのか?それとも壁を剥がして傷み具合を確認して補強したほうがいいのか?という究極の判断をしなくてはならない時期がきます。その時に、もう一度耐震テストをして新築時の強度と比較することでエビデンスに基づいた判断が可能となります。

この耐震テストは、私の知る限り1社が導入しています。

外壁30年保証と耐震テスト保証

 

 

 

あとになって後悔しないように

どうしても間取りや構造、性能に目を向けがちですが、工事中の安心やお引渡し後の生活のことも考えた会社選びをお勧めします。

 

 

斎藤元志

投稿者: 斎藤元志 創業者

ウィングホーム株式会社の創業者であり、現代表。自らを「断熱バカ」だと揶揄する一面も。 スタッフ紹介

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